前回記事で
模型製作ができない緊急事態
って書いたら
ご病気?
身内にご不幸が?
女?
とかご心配いただきまして(^^;
大丈夫ですよ。
そんな個人的な理由じゃなくて
模型的な理由
ですのでご心配なく。
じつは塗装ができなくて困ってます。
塗装には気にかけるべき要素が2つあります。それが
湿度
気温
の2点。
特に湿度は重要で、湿度が高いとものすごくリスクが上がります。
垂れやすいとかいろいろなリスクがあるんですが、最大の恐怖が
塗装白化
です。
サンプル画像を用意したかったんですが、過去にやらかしたのが
マスターガンダムの羽の裏
だけなんでちょっと分かりやすい写真がとれそうになかったので断念。
まあぶっちゃけ油断して雨の日に塗ったからなんだ。
カビが生えたみたいに汚い白が浮いてる感じになってます。
裏側なんで気になりませんが、表なら塗装やり直しです。
上塗りで済むなら簡単なんですが、
溶剤洗浄 か 削りだし
のどちらか、あるいは両方が必要になります。
どちらもパーツにダメージの可能性が大きいのでやりたくない (-"-)メンドウダシ
これは缶スプレーやエアブラシなどの
インクから塗装面までに距離がある
場合に発生する現象。
筆塗りもしくはペン塗りにはこの白化は無関係。
湿度が高いとインクがプラモに衝突するまでの空間に水粒子がたくさん存在することになり、これがインクに巻き込まれて
水分入りの塗料
が塗られることに。
比重が
顔料 = 糊 > 溶剤 > 水
の順なので表面には 水 が押し出されてきます。
このとき表面が
紙粘土の表面にパチンコ玉がたくさん埋められた状態
になってます。
溶剤の方が揮発速度が速いので紙粘土が先に硬化します。
そこから水分であるパチンコ玉が蒸発して消えてしまいます。
結果 荒れ果てた大地 が orz
白く見えるほど表面が荒れ果てているので、重ね塗りでは修正不能。
どう?
恐ろしいっしょ?
1月の2週目と3週目はずっと夜中に雨降ってた。
もう一つの 気温 はさして気にするまでもない要素。
・・・本来ならね。
一応、模型塗料メーカーのクレオスさんは
白化の原因は温度
って言ってるけどメカニズム的に論理的じゃない。
溶剤乾燥時に気化熱が発生するせいで、塗装後の塗面は
塗面(気化熱放熱で冷たい)| 放熱された暖かい空気 室温(気温)
の温度差が発生。
これで結露。表面に水滴がついたせいで白化。
だが、結露ってw
はっはっはっは 冷蔵庫じゃねんだからw
・・・1月4週目から大寒波である( ゚Д゚)
よほどの気温じゃないかぎり考慮の必要のない要素だったが、よほどの気温である。
水の話なんで0度が近づくにつれ危険性アップ。
具体的には気温が5度を切ると気にした方がいい。
真剣に模型部屋を用意してやってるガチ勢の方は対策がなされている案件。
具体的には
エアコン と 塗装ブース(排気設備)
の設置。
だけど
シンナー臭い部屋で一生すごす覚悟
と物置部屋にエアコンつける資金もないので・・・(^^;
というわけで現在
塗装謹慎中
でございます(◞‸◟)