キュベレイは未完成であった
ハマーン・カーンの専用機開発に携わっていた士官の中でも、サイコミュシステムを担当していた技術士官ツーシャにとっては戦場に送り出された機体は未完成であった。
コンセプトが
エルメスⅡ
として開発が始まったこの計画は
大型MAにしか搭載できないサイコミュをMSサイズに落とし込む
という難題に向かい合うものであった。
このためすでに旧型化していたエルメスのサイコミュシステムを改良したバイオ・シグナル・エンハンサーが開発された。
ただしこれは独自に開発されたシステムであったため、当時アナハイムで導入が検討されていたバイオセンサー・システムに大きく劣るものであった。
そのため精神波を送受信するアンテナの小型化を諦め両肩の4基のフレキシブル・バインダーに装備させたもののそれだけでは十分な出力が得られなかった。
しかしこれ以上の大型化は許されなかったので指にアンテナとしての機能を持たせることに。
これにより携行兵器に大きな制限を受けることになったものの、腕を突き出した体勢をとるとファンネルの操縦精度が大きく向上することになった。
だがシステムが大型化したにも関わらず、それを超えてハマーンのNT能力が強大過ぎるという問題が発覚。
システム自体が謎の熱暴走を開始。
ツーシャは苦し紛れに、宇宙空間でも充分に弊害となりうる熱量を放熱するためと余剰精神エネルギーの直接放射するためのボードを
コクピットからはみ出した状態で増設
した。
あくまで応急処置であったが、ハマーンはこの改造を高く評価。
機体強度の激しい低下を指摘するツーシャの意見は無視され、ハマーンはこの時点を完成とした。
ツーシャの目指した完成が
ハマーン・カスタム
だったのに対し、ハマーン・カーンの目指した完成は兵器としての完成
量産型キュベレイ(量産型NTである強化人間用量産機)
であったためである。
結果、
搭載武器が少ない
装甲が脆弱
という欠点を抱えたままロールアウトとなった。
しかし結局のところ同じ性別、同じ年齢であり長いNT研究を共にしていたツーシャの心配をハマーンは無下にできず、彼女に開発の続行を許可する。
そしてグリプス戦役終了後まもなく、遂にツーシャは
コクピット構造体にナノマシーン技術でサイコミュ機能を持たせる
新技術を完成させる。
これによりキュベレイは装甲強度の問題を克服することになる。
さらに掌部に内蔵していた精神波制御端末も廃止することができたのだが、ツーシャは逆に巨大化。
ファンネルコンテナ艦を随行させ、より多数より超長距離までファンネルを精密制御できるようにすることで
携行武器を不要
にし、ハマーンの安全を図ったまさに
ハマーン・カスタム
を完成させるのである。
キュベレイ完成の報はただちにハマーンに届けられ、調整のための帰還が要請された。
友人に対する気遣い
でしかなかったため先延ばしとなった。
グレミーの反乱なども言い訳となった。
そしてハマーンの帰還を心待ちにしていたツーシャに狂報が届く。
ハマーンの戦死
である。
こうして完成型キュベレイは1度も主人をコクピットに迎えることなく、ハマーン・カーンの葬儀の列を飾ることになった。
ツーシャはこの機体の書類に
キュベレイ・ローゼウィドウ
薔薇の未亡人という名称をつけたした。
だが葬儀の後、更なる無情が彼女を襲った。
機体はダイクン派に接収され解体されることが通達されたのである。
開発室の解散を待たずに彼女は自死を遂げてしまう。
解体後に遺された資料は恐らく彼女の上司がツーシャの存在を想起させるために書き換えたと思われる
キュベレイ・ヴェイジェンマーター
処女の殉死者という名称があった・・・。
余談ではあるが彼女の死によって彼女の開発した新技術の価値が曖昧になった時期がある。
分かりやすく言うと
その技術スゴいの?
というのに検証が必要になったのである。
とある人物が意図的に漏洩するのに十分な隙であった。
後のサイコフレームである。
という妄想である(^^;
個人的につじつまが合わない上にあんまり面白くない
はガン無視してますw
北爪ファンの人ゴメンね<(_ _)>
このキットの原型は
MG キュベレイ・アンベリール
っていうビルドダイバーズ外伝ワールドチャレンジに出てくるキュベレイ・ダムドの色違いを使ってます。
キュベレイが大好きなんですがどうにも許せない点が1つとあまり好きじゃない点が1つありました。
あまり好きじゃない方が
キットになってるキュベレイは腰が太い
と言う点で、このアンベリールは永野護的にキュッとしまってる♪
ならば
許せない部分と向きあう時が来た
と思い挑戦してみました。
その許せない部分が
こいつが何なのかと言うと・・・
ここだけダサい ( ゚Д゚)ダサインジャー!
曲線の美しい機体なのにここだけモニョる (-"-)
のこぎりでぶった切ってやったぜ! (≧▽≦)イヤッホー!
なので大改装。
妄想設定も詰めて設計をまとめました。
切り飛ばした胸は
の胸パーツで埋めました。
スレリアルちゃんの時に余っていたっていうのもありますが、デザイン的にもディテール量的にも程よかったので採用しました。
あと首の横の動力パイプをメッシュパイプに変更してみました。
黒か赤の2択だったので赤にしてみたんですがしっくりこない・・・(-"-)
なのでウエストに赤い血管のようなケーブルを這わせてバランスをとりました。
上手くいったかと♪ (*´▽`*)
最後に
キュベレイが完成したら?
↓
間に合わないから葬儀で飾られて終了
という設定を分かりやすくするためにオシャレ改造w
100円ショップキャン★ドゥのレース編みを2つ折りにして腰に巻いてます。
葬列用にコンセプトが決まるまでは、脚を外してジオング、またはドラッツェのようなプロペラントタンクにする案もありました。
改造としては以上です。
あとはメッキのデカール貼って余白を埋めてます。
さて今回は妄想全開でお送りしたんですが、
エルメスⅡ
エンハンサー
指にサイコミュ
の部分はほぼ公式です。
ツーシャ技官は完全に捏造です(^^;
フルネームは
ギジュ・ツーシャ
なのでお察しw
あと
ガンダムしか作らない
1/100は作らない
というのに違反してます・・・
やりたかったねん(^^ゞ
反省(^_-)-☆ ←タブンシテナイw
最後に
頑張ったっしょ?
誰か褒めて(/ω\)